
以前ブログで書きましたが、1月中旬にインプラントの国家試験を受けました。
この試験を受けるにあたっては、昨年の4月位から準備を進め受けた試験です。
日本口腔インプラント学会の試験のため非常に厳格な試験であり準備も大変でした
学会からは結果発表までに学会の会議などを通した上で審査結果を出す(それだけ厳格)ので、3ヶ月くらいは発表にかかるという事前連絡をいただいていましたが、なんと一昨日、試験から2週間で「合格通知」をいただきました。
試験は当院で行なったインプラントケースの写真をもとに手術の術式などを説明し、その後試験監3人(うち1名は大学教授)の質問に回答していくという試験なのですが、スムーズに回答でき試験監からもしっかりとした治療をしているという感想もいただきました。
かつ決められた試験の時間前に試験は終わり、最後に試験とは関係ないけれどもということでディスカッションの時間もあったので、まず合格しているという感触はありましたがそれでも結果が出るまではドキドキしていました
それにしても今回の試験はめちゃくちゃプレッシャーでした。
僕が試験を受ける理由は以前のブログにも書きましたが、その一つの理由は「しっかりとした治療をしている」という証明です
インプラントは歯科医師になれば誰でもやっていい治療です
(ちゃんとできるかは別として)
なのでこのような試験を受けなくてもインプラント手術をすることはできます
そしてほとんどの先生がこのような試験を受けず(学会すら入らず)インプラントをしています
しかし、そのようないわゆる我流治療はやはり我流治療です
どんなにいい治療をしていると自分で言ったところでそれを評価しているのは自分自身でありそこになんの根拠もありません
そしてインプラント治療(歯科治療全般)はちゃんとやっているかどうかは「長持ちするかどうか」にはっきり表れます
ですので我流治療ではなく、自分の治療がしっかり学会で決めたガイドライン(ルール)に沿って行われ、そしてそれを誰かに確認してもらうことは、誰にとっても必要なことだと思います
学会のガイドラインは先人の先生方の多くの成功と失敗から作られた最も成功確率の高い治療方法です
基本難しい手術を除いてこのガイドラインに沿って行なっていればインプラントは非常にいい道具でありながく美味しく食べることを助けてくれます
(難しい手術にはそのガイドラインに加え➕αの技術、知識などが必要だと思います)
そしてこうやって結果を出しているからこそ、「当院のインプラント治療はしっかりとした治療をやっている」と胸を張って言えるわけです
それにしても今回の試験もすごく緊張しました
試験の前日はなかなか眠れず、また試験当日も久しぶりにキリキリするような胃の痛みを感じながら試験の順番を待ちました。
これだけ多くのインプラントをやって、そして偉そうなことを言って、もし落ちたら・・・
(実際身近な先生でも落ちてる先生は結構いるので汗)
と思うと・・・
しっかりしたインプラント治療ができているか(安全でかつ長持ちする治療ができているか)を審査する試験です
受かったから偉そうなことを言いますが笑、
これに落ちるってことはそれができていない、安全な治療ができていないということなので、自分だったらその歯医者でインプラントはしたくないです
そして、歯科医師という立場でいけば、これに落ちるってことはインプラントをやってはいけないということだと思います
という想いで受験しました汗汗汗
そしてあらためて試験を受けて思ったのですが、
もちろん合格だったからよかったと言うことも当然あるのですが、
そうではなくやはり試験を受けることで、色々と自分なりに日々の診療を見直す機会になりました。
手術件数も日本でも有数の数をやっている中で、体に染みついて当たり前になっている事を再度もう一回確認と言うことで知識・技術の見直しができた事は大変大きな収穫ではありました。
思い返してみると、若い頃はこういうことを一つ一つドキドキしながら確認しながら手術をしていました
手術室にはびっしりその日の施術の注意点などを張り出し、確認しながらやっていました
(自分のことを振り返っても若い歯科医師にこのような手術をしてもらうってすごく勇気のいることだと思います。当時、自分を信頼して任せていただいた患者さんのは大変感謝しています)
当然今はそういうこともなく当たり前のようにやれてることですが、そういうことをちゃんと心に留めながらやっていかなくてはいけないと初心を思い出しました
歯科治療は見えない部分です
なので患者さんはどうなっているのかわかりません
またお身体のことなのでベストなことをやって必ずベストな結果が返ってくるわけではありません
とりわけ当院のように他の歯医者ではできないと言われたような難しい手術をいっぱいやっているとより高度な技術・知識・経験を求められます
(もちろんベストをやらずしてベストな結果は絶対に得られないのですが)
そのような中前述のように「日本でも有数の手術をやっている」そしてそれらが「しっかりとした手術をやっている」と胸を張って言える(言っていい)のはこのような取り組みがあってだと思います
同時にこれは患者さんだけに伝えるものではありません
当院で勤務していただいているスタッフさんにも伝えていくことです
院長はちゃんとインプラントの試験に受かってきた
ちゃんとしたことをやっている。勉強もして技術の研鑽を行っている。ということを示していかなければ信頼して勤めてもらえません
前述の通り正直かなり辛かったですが、でも結果良ければ全て良しではありませんが、良かったと思います
次は?
こんな思いをしたくないという気持ちも試験を待ってる間何度も思いました
ですが、今後も他の歯医者と比較しても別格の「しっかりした治療をやっているんだ」と胸を張っていけるよう、少し休んだら次の試験を受けていこうかなと思っています。(来年(再来年)くらい??)
なお今回の試験の合格に続いて、今度はこれを論文で提出しなければいけないというのが学会の決まりとなっています。
また3月初旬には東京の大きな学会で発表をさせていただくことも決まっています。
なかなか休まらない日が続きますが、でも休んでしまうと人間(僕)は怠惰な生き物なので、怠けてしまい、自分のスキルや技術知識が衰えていってしまうので、自分に厳しく頑張っていこうと思っています。
このブログで試験を受けるということを事前に書いてしまったので(なんで書いてしまったかなあ・・まあ、自分は怠惰な人間なのでそうやって自分にプレッシャーかけないとダメだなあと思ったりしたわけで)、患者さんからも「頑張って」と激励の言葉をいただきましたので、改めてこのブログで結果を報告させていただきました
それにしてもほんとに受かってよかったなと思います笑
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