今週火曜日（祝日）は矯正治療の勉強に東京に行ってきました

矯正治療は僕が最も興味のある分野であり大学を卒業する際、矯正科に残り矯正しかやらない歯科医師を目指そうか真剣に悩んだ時期もありました
また、その後大学の矯正科社会人大学院に通ったくらい興味のある分野です

あの頃は働きながら大学に通っていたので、今から考えると本当に体力、気力が充実していたなあと思います

そんな矯正ですが、現在多くの歯科医院が矯正を標榜(診療科目に矯正と名乗る)しています
実際は、ちょっとしたセミナーに行っただけでやっている先生も多く、十勝では本当に矯正を大学に残り専門で勉強され、矯正の専門医として矯正しかしない先生は3名しかいらっしゃいません。
　
他の分野もそうですが(例えばインプラントなんかもそうですが)それくらい歯科の治療を一つ極めるということは大変なことです

まして矯正は大学院に行って勉強して感じましたが、これを極めるということは並大抵なことではできません

先日のブログでも書きましたが、歯科医師として自分の力量を超えるものはその道に長けた先生にお願いするというのも歯科医師として大切な姿勢だと思います

しかし、技術を磨き少しでも多くの方々にできる範囲を広げ、より良い医療を提供するのも私たちの義務であるとも思います
特にそれが十勝のように地方であれば尚更です

当院では、矯正治療に関しては大学院に行っていた経験からも、矯正治療に関しては他歯科医院よりは少し長けてはいます

ですが、十勝にいらっしゃ3名の専門医の先生から比べればまだまだ力が及ばない分野です（及んでしまったら大変ですが・・）

ですので、当院では距離的な問題等々でその先生方のところには通えない。また専門医の先生はより高度な治療をされるため治療費も高く等等、様々な事情をお持ちの方々に専門医の先生方の価格の半額以下で矯正治療を提供しています

ですが、先ほども書かせていただいた通り自分の力量を超えるもの(著しくガタガタだったり、骨を切らなくてはいけないケースなど)は専門医の先生に紹介させていただいています

インプラント治療や入れ歯治療、外科治療、歯周病治療においては様々な経験を身につけ、設備も揃っており、こういう言い方をするとおこがましいのですが、できないことは無くなってきている。
当院で解決できないことはどちらでも解決できないというくらい極めてきています

ですが、この矯正はまだまだ身につけるべきものがあるというのが今の僕の現在地かもしれません
(そんなに簡単ではありませんが志は矯正専門医の先生くらいの高みを目指しているという気持ちです)
　
そんなことから最近は矯正の有名な先生にご教示いただき、休日を返上し矯正の勉強にきています

これは僕の師匠に言われた言葉ですが「せっかく歯科医師になったんだからその道を極めたい。遊んで飲み歩いても歯科医師。一生懸命勉強して腕をみがいても歯科医師。同じ歯科医師ならどちらになりたいか？どちらの歯科医師がより多くの患者さんを幸せにできるか？」

そんな気持ちで今日も勉強しています

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