今年の分の衛生士学校での講義がおかげさまで本日終了いたしました
学生さんからはこんなメールもいただきました
本当に嬉しいです‼️
今年の学生さん方も一生懸命僕の授業を聞いていただき本当に感謝しています
寝てる方も学生さんもいなく(自分も学生時代寝た講義とかあったので何も言えないのですが、先生をやってると寝られてると本当に辛いです汗)やりやすい環境で講義をさせていただきました
そして何より、皆様におかれましては水曜日を半日休診にさせていただいていたためご迷惑をかけいたしまして申し訳ありませんでした
なぜ皆様にご迷惑をおかけしながらもこのように衛生士学校に講義をしにいくのかというと下記の理由です
①十勝の歯科衛生士さん不足が深刻
現在十勝では歯科衛生士さんが大変不足しております
そのため十勝の歯科医療はまだ「削る、抜く」という治療がほとんどです
でもそれは非常に悲しいことです
できることであれば札幌や東京と同じように「削らない抜かないという治療(予防)」が中心になってくれることが1番だと思っております
歯は虫歯や歯周病になると弱ってしまいますから
そのためには歯科衛生士さんの力が必須です‼️
よく歯科衛生士さんのいない歯医者では歯科医師や他の方々がクリーニングをやっているというところも多くありますが歯科衛生士さんのクリーニングは全然違います
ですが、残念ながら十勝では歯科衛生士さんが全然いません
常に歯科衛生士さんが在中している歯医者は十勝では2件に1軒というデータがあり
当院のように多くの歯科衛生士さんが在籍してくれている歯科医院もありますので、実際のところは実際値は「5軒に1人」くらいしか歯科衛生士さんがいないというのが十勝の現状です
これでは十勝の歯科医療はいつまでも抜く、削るから脱却できません
そのような状況を打破ためには僕たちが積極的に行動し新しいマンパワーの確保をしていくことが重要だと僕は思っております
②当院にさらに多くの歯科衛生士さんを
おかげさまで当院には多くの歯科衛生士が在籍してくれています。
ですので、当院では十勝では珍しく「予防を中心」とした歯医者になっています。
ですが、歯科衛生士さんは女性の方々なので、例えば若い歯科衛生士さんはご結婚をされ、そしてお子さんを生み産休に入る方もいらっしゃいます
(ちなみに当院でも今1名産休中ですし、この7月にご結婚をされた方もいます)
ですので、そういった状況でもしっかりと人材を確保しそのような状況において患者さんの診療が滞ることがない状況にしておくという事は患者さんのお口の健康をお守りする上で必須なことだと思います。
ですので、現状多くの歯科衛生士に在籍していただいてる当院でもやはりそういう形で歯科衛生士さんを確保していくことというのは、安定して質の高い歯科医療を提供するためには必須のことであると僕は考えております
③国の歯科医療への考え方
現在国は医療費を削減するために、歯科医院生士さんが在籍していない小さな歯医者さんが運営し続けることが難しいような政策をいくつも出してきています。
歯医者を全てなくそうと言うわけではありません。
歯科衛生士さんがしっかりと在籍し、しっかりとした治療しっかりとして予防ができる歯科医院を残していく
つまり少数精鋭の状況を作り出そうというふうに考えているんだと思います。
そして先ほど書いたようにそれだけ大切な歯科衛生士さんですが、人件費が高いからいらないという先生も多くいらっしゃいます
なんだかなあって思います
そのような中でこの地方都市の十勝において都会と変わらず皆さんのお口の健康を守っていくためには、また歯科難民を作らないためには、またいっぱい歯を抜いたり削ったりしない方を増やすためにはどのようにしたらいいかと考えると、各地方ごとに大きな歯科医院を少数作り、そこに多くの歯科衛生士さんと歯科医師が在籍を歯医者難民を増やさないようにしていくことだと僕自身は思っています
それが当院の使命かとも思っています
このような国の政策はあくまで都会の東京や札幌などを基準に考えており、地方のような医療が不足している地域のことはあまり考えてもらってないと思うことがあります
このように小さい歯科医院や高齢の先生に厳しいことをされ引退されると他の先生が大変になります
実際地方には歯科医院が混んでいてなかなか通院できないような患者さんも多くいらっしゃいます。
まくべつ本町歯科が、そのような状況の中1人でも多くの方々にしっかりとした医療届けられるように「通いやすい歯医者」であり続けれるよう今後も人材確保などに努めてまいりたいと思います
それにしても、今年の学生さんは本当に熱心な学生さんが大勢らっしゃいました。
中にはメールなどで講義の質問をいただいたりとか、ご相談に乗らせていただいた方もいらっしゃいました。
もちろん僕自身学生さんが退屈にならないように眠ってしまわないように色々なことを考えながら、毎年内容をリニューアルしながら講義をさせていただいております
それに加え、今年は昨年まではある先生と半分ずつ講義を担当していたのですが、学生さんからその先生の講義がわかりづらいと言うクレームがあったため、その先生の講義分もお願いされ請け負わせていただきました。
準備等が大変ではありましたがこうやって言ってもらえたら改めてよかったなあと思います
余談ですが、僕自身は歯医者になろうと思う前は、学校の先生になりたいと学生時代思っていました。
人のためにそして人に何かを教えると言う事はもともと好きな分野であり、そのため今もインプラットのセミナーをさせていただいたり、様々なセミナーをさせていただいたりとか、診療以外のこともやらせていただいております。
(セミナーに関してはセミナーをするので同じもしくはそれ以上のものを使っていても当院の自由診療が他院よりはるかに安価でご提供できているという患者さんのメリットに直結するところなので)
これからも求められている限りは、そのような活動も一生懸命続けていき(この求められているということが非常に大切であり)そのような活動が当院にとってそして当院に通ってきていただいてる患者さんにとってメリットになるようにやっていけたらと思っています。
下半期もしっかりと医療に取り組んでいきたいと考えています
お口の中のお悩み事はどのような些細なことでも構いません
お気軽にご相談ください