10月13日(日)14日(祝)は本州のとある田舎町(というと失礼か汗)に来ていました
目的は「有名な先生のインプラント手術を見学する」ためです
土曜日診療を終え移動しました
(結構な移動距離だったのでキツかったです汗)
目次
①治療が上手くなるためには「みることとやること」
自分自身の治療を通しても思うのですが、治療が上手くなるための秘訣は「やることと見ること」です
とりわけ手術に関しては、うまい先生の手術を見ることです
それにより自分の手技の修正ができ、よりうまい手術になるわけです。
これはスタッフさんにも言っていることです
なので当院では先日のように衛生士さんのスペシャリストに来ていただくわけです
技術は物凄く差が出ます
上手い人は上手いし、下手な人は下手
この差は凄いです
そして結果(5年後、10年後歯が残るか)にはっきりでます
②僕のインプラント手術が上手い理由
僕自身のインプラント治療を支えているのは若い頃からインプラントをさせてもらえた経験があります。
一般的に歯科医師の先生がインプラントをし始めるのは、歯科医師になってから5年10年経ってからです
ですが僕は2年目から勤務先でインプラントをやらせていただいたのでやってる数が他の先生とは桁違いです
ですが実はもう一つの理由があります
それは若い頃からインプラントのスペシャリストT先生の手術のアシストに度々つかせていただいていた経験というのが大きいです。
僕は貪欲だったのでオペ見学あある際は常につかせていただきました
基本勤務していた医院では自分の患者さんがその先生のオペにつくのがルールでしたがなかにはめんどくさいからつきたくないという先生もいました
そのケースも全てもらってつかせていただきました
それが今につながっています
T先生の手術はとにかく綺麗で速く素晴らしい手術でした。
そして手術中予期しないこと(入れようと思ったところに骨がないなど)が起きても常に冷静でした
自分もああなりたいと思い目指してきました
そしてその手術のアシスタントの経験と記憶が僕の財産になり、今でも僕が手術をするときにはT先生だったらこういう風にやっていたというのをそのまま実行しています
基本上手い先生がやったことをそのままやればもちろんその通り結果になっていくわけです。
(と、そんなに簡単ではないですが)
つまり模倣から始まるわけです。
とりわけ難しい手術の際は思い出します
このように若い頃から手術をさせていただいたと言う経験ももちろんそうなのですがスペシャリストの先生の手術を間近で多くの件数を見たというのが今の自分があるる理由です
最初若い時は実はそこまでその先生がどういう風にやっていたかと言うのはわかりませんでした。
なんとなく上手いなあという感じでした
ですが、今になってそれが自分のものになっています
T先生の手を使い方や視点の持ち方等含めて全て経験になりそれが役立っています。
そういうこともあり手術の見学をするわけです
これは何も初めてのことではなく、僕自身は日本でも有名な先生の何人かの方の手術を見学させていただいています。
その先生先生の特徴があり器用でうまいなぁと思う先生もいたり、またある先生は手術に向けた考え方理論の作り方が非常にしっかりされていて、素晴らしいなぁと思う先生もいたり
そして皆さんただ共通しているのは、スペシャリストと言われる先生は自分の強みを持ってらっしゃるということです
ちなみに、僕も患者さんの手術をセミナーで見せたことはありませんが、模型や豚骨で手術を見せます
この見られてるというのは結構緊張します。
なのでそういうことをする際は、結構練習をします
それぐらい人に見られると言うのは、実はプレッシャーを感じながらの治療になります。
こういうライブオペといいますが、実際に患者さんに対して手術を見せながらと言う先生は本当に素晴らしいなぁと思います。
自分は患者さんに対してはついに100%のことをしたいので人に見られると緊張するため、そうやって自分のクオリティーが下がりながらの手術になってしまう事は嫌なのでライブオペは今後もないと思います。
でも若い先生に豚骨や模型を使ったセミナーはやるのでより良いものを見せられるようさらに技術の研鑽をしていきたいと思います
③今回見学した手術は
今回経験・実績などから見せていただける手術を振り分けられたのですが、自分は一番レベルの高いクラスに入れていただき(それも筆頭で)、今年のシンガポールで行われたインプラントの世界学会でも話題になっていた最新機器を使った手術の見学をさせていただきました
手術はとても素晴らしい手術でしたが、この機械の導入も考えてはいましたが実際見てまだ時期早々(もう少し改良されてからではないと普通にやった方が速く安全)と感じました
それにしても大変いいものを見ることができました
やっぱり上手い先生の手術は上手い
手の動きは学ぶものが多くありました
④衛生士さんが上手い
そして、今回一番思ったのは、歯科衛生士さんが上手い
さすが日本トップの先生の歯科医院
衛生士さんのバキュームワーク(吸い方)や器具の出し方も素晴らしく、機材の理解も素晴らしく適切なタイミングで適切な声がけを先生にされていました
当院の衛生士さんも上手いけど、これは凄い
思わず休憩中に色々なことを聞いてしまい、また今度当院に指導に来てくださいとお願いしました
⑤先生からのメッセージ
先生が最後のまとめで仰られてたのは(本当にその通りだと思うのですが)とにかく数やってる先生に数やってない先生は絶対勝てません
まずは基礎
そしてその先に最新の機械があります
数やってない先生が最新の機械を使ってハイレベルのことをやろうと思うと事故が起きます
最新の機械は絶対ではなく何かあった時にフォローできる技術がないと使うべきではない
(これ確か以前ここのブログ僕が書いたはず)
本当にそう思います
⑥歯科治療は数やってる先生が上手い
これは何もインプラント治療に関わらず歯科治療全般に言えます
だから患者さんが多く来ている歯医者は数をやってる歯医者であり、少ないガラガラの歯医者より「上手い歯医者」な訳です
当院はインプラントはもちろん歯科治療においても十勝はもちろん日本でもかなり多くの数をやっている歯医者です
ですが日本には上には上がいます
十勝はそういう先生の治療からしたら20年近く遅れています
僕自身は十勝だからそれでいいとは絶対に思いたくない
これからもさらに向上心を持ってより良い医療をご提供できるよう努力してまいります
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