目次
①日本でも有名なUさんが当院を見学‼️
先日当院に日本の歯科界で最も有名と言っても過言ではない、「Uさん」が当院へ見学したいとのことで東京から来ていただきました
Uさんは多くのセミナーの講師をされてる方で歯科医師なら知らない人はいないのではという方です
ちなみに当院の勤務医のF先生もUさんのセミナーを度々受講されてるとのことで、Uさんに会うなり大変喜んでいて(F先生は顔を真っ赤にしていらっしゃいました笑)、見学後は本当はUさんと2人でのみに行く予定だったのですが、F先生に冗談半分で「一緒に行く?」って聞いたら「行きたい」とのこと
3人で飲みに行くことになりました
当院を見学したUさんからは当院の取り組みに対し大変高い評価をいただき嬉しかったです
②歯科の未来~「国民皆歯科検診と歯科医師不足」
また懇親会の席ではUさんは日本の歯科界のトップランナーなので様々な最新情報を持っています
そのため「歯科の未来」について有益な情報をいっぱいいただき今後(来年以降)の当院の方向性を考えていく上で大変貴重な時間となりました
そんな中でやはり一番の話題は「歯科医師不足と国民皆歯科検診」です
これは以前もこのブログで書きましたがとりわけ「国民皆歯科検診」です
今回はこれについて書いてみようと思っています
アナウンスされていないことではありますが、2025年から国民皆歯科検診が始まります。
つまり日本国民は皆さん歯科検診を受けなければならない
義務化されます
これは以前には書きましたが、コロナの時にお口の中が汚い人ときれいな人ではコロナに罹患する率がはるかに違ったという研究結果がでました
そのためこれからも様々な感染症が流行ることが考えられるため、国は口腔内の大切さを見直し、歯科とりわけ歯科検診に予算をさくことになりました
これは歯科に関わるものとしては大変ありがたいことであり嬉しいことです。
コロナ以降、国は予算をどんどん歯科に咲いてくれています
そのため様々な恩恵を受けています
これは僕達の仕事を大切に思っていただけているということで歯科医師としてはとても嬉しいことです
③現在の(地方)歯科の問題
しかしここで1つの問題があります。
それは「歯科医師(歯科衛生士)不足」です。
先日Uさんから教えていただいたのですが、現在地方都市ではどんどん歯科医師がいなくなっています。
青森県のある街では6件あった歯科医院がほとんどなくなってしまい、患者さんが歯医者に行きたくても全く行けないと言う状況が起こっているそうです。
何もこれは青森県のその街に限ったことではありません
十勝でもかなりそれに近い状況になってきていますし、他の地方都市も同様の状況です
そんな中でこの「国民皆歯科検診」に対し歯医者の中には、「2025年に日本の保険歯科医療は崩壊する」と言っている先生も多くいます。
つまりこの国民皆歯科検診で歯科の仕事が増えすぎて、地方都市の歯科医療は崩壊するということです
実際に僕もそう思っています
行きたい時の歯医者に行ける時代
それも保険で治してもらえる時代はもうすぐ終わりを迎えてきています
この原因はマスコミにあると僕は思っています
「歯医者は多い」「歯医者はワーキングプア」などの過剰な報道をしすぎたため若い優秀な人が歯科業界に入らなくなりました
そこにきてコロナでの歯医者不足・・。
現在地方の歯科の状況はかなり逼迫してきています
ですが、国民皆歯科検診は歯医者にとって、そして皆さんにとって悪いことでしょうか?
少なくともこのように国がお口の健康に力を入れてくれることは歯科医師にとっては大変ありがたいことだと思います
ですので歯科医師としてはそれに対し、せっかく国がこのような政策をしてくれるのであれば、それに対してしっかりと答えていかなければいけないのではないかと僕を思っています。
そこで当院がそれに向けて数年前から行っているのが人員確保。
働き方改革です
④国民皆歯科検診に向け当院が取り組んできたこと
A)まずは人員確保
とにもかくにも歯科衛生士の確保です
地方では歯科衛生士さんが全然いなくと十勝においては、数件に一人しか歯科衛生士さんがいないと言う現状です。
その中で当院は働き方改革を行い数年前から歯科衛生士さんを増やしていきました。
今年11月以降においてもさらに2名の歯科衛生士さんに入職していただけることになりました
歯科衛生士不足の中でこれだけ多くの歯科衛生士さんが在籍してくれている歯医者はそうありません。
そしてそのために検診、予防に力を入れることができています。
つまり、「歯を抜かない削らない治療」に力を入れられています
当院に勤務していただいている歯科衛生士さんには大変感謝しています。
B)ユニットの増設
当院は開院以来診療台(ユニット)を1台ずつ増やしてきました。
それはどんどん当院の(予防)治療を気にいっていただき、多くの患者さんのご紹介をいただき、多くの患者さんが通院して来ていただいているからです。
そしてこの度また診療台の増設をできないかと検討し準備を進めています
国民皆歯科検診は皆さんにとってもそして私たちにとっても健康を維持し、長生きで楽しい人生を送るための最高のチャンスだと思っております。
これに対し歯科医療が崩壊するとかそういう話をするのではなくて自分たちにいただいたチャンスに対ししっかりと準備対応を対応していくべきと思っています
そして少なくとも当院はこの地方の歯科医療が崩壊しないように、僕自身はその支えとなれるようにこれからも組織作りを行っていきたいと考えております。
Uさんからは国民皆歯科検診の方向性ややり方をご指導いただきました。
それに対しいち早く設備機材投資などを行い、対応できるように準備を進めていかなければいけないと考えております。
⑤通いたい歯医者はどんな歯医者ですか?
Uさんもおっしゃってましたが、歯科治療にとって1番大切な事は何でしょうか?
自分だったら家族をどんな歯医者に行かせたいでしょうか?
僕自身は「予防で抜かない削らない歯医者」だと思います。
歯科衛生士さんもいなく、いつまでも削ってたり抜いたりしている歯医者に自分の奥さんや子供を連れて行きますか?
そう考えたときに歯医者である以上、予防力を入れるべきですし、予防中心の歯科医院を作っていくべきと思います。
そんなことをUさんとの懇親会から感じました。
当院の特徴の1つには、このように日本のトップランナーの方々と僕自身が色々と交流を持っているため様々な情報をいち早く仕入れることができます。
これは僕も前にここで書いたことですが、Uさんも言っていましたが世界の情報が東京に5年遅れて入ってくる。そして十勝のような地方都市にはさらに10年遅れて入ってきます。
それでは情報が入ってきたときには、もう古い情報です
情報は大切です。
これからも様々な方々と交流を持ち、そして最新の情報を入手しながらより良い歯科医院を作っていきたいと考えています
お口の中のお困りごとはどんな些細なことでも構いません。
お気軽にご相談ください