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当院で使っている滅菌機(器具などを消毒・滅菌する機械)最高クラスの滅菌機です
歯科医院で使っている滅菌(消毒・滅菌)の機械には性能によりクラス分け(分類)されています
これは先日の国の勉強会でも話をされていましたが、実際に日本の多くの歯科で使われている滅菌機は「クラスN」という価格帯的には30万前後の滅菌機です
しかしこれではタービン(歯を削る機械)など筒状の形をしているものの中(歯科の道具のほとんどは筒状をしておりこの部分を清潔に保ことが大切です)に入った血液や唾液は取り除けないということが立証されています
なのでそこに残った血液などの残骸が次の方に入るわけです
でも、これってすごく嫌じゃないですか?
そこで当院が使っている滅菌機は「クラスB滅菌機」という機械です
クラスB滅菌機はタービンをはじめ多くの筒状の機械の内部まで滅菌してくれます
その分価格もかなり高い機械です
(軽自動車1台分くらい・・・)
なのでなかなか手が届かないという歯科医院も多いのが日本の歯科医療の現状です
ですが、直接お口の中に入る機械の中に血液や唾液が残っている状態で使うのは「患者さんの安全」という意味でも良いことではないと思います
先日の国指定の施設基準勉強会でも講師の方が「できたらクラスB滅菌機を使って欲しい」と言っていました
この「できたら」というのが日本の医療の難しいところですが・・・・
当院では北斗病院時代に勉強した感染対策をもとに(北斗はこの点は本当にしっかりやっていました)北斗病院歯科口腔外科と同様の感染対策を行っております
その一役を担うのがこの「クラスB滅菌機」です
よく患者さんの中には「歯医者はどこも同じ」と思ってらっしゃる方がいます
ですが感染対策一つとっても全然同じではありません
ちなみにこの滅菌機ですが、業者さんに言われたのは4000回に1度メインテナンスが必要とのことでした
そこでメンテナンスをお願いしたいしたところ15万というメンテナンス料金が提示されました汗
さすがにびっくりしましたが、安全において必要なこと
当院が自信を持って他院と違うレベルの診療ができているといえる理由の1つです
そしてこういう部分というのはなかなか患者さんにとっては「見えない部分」です。
それだけに手を抜いてしまう医院も多くあります
こういうことがもっともっと広まっていって当院の取り組み
(当院だけではなく患者さんがそういうことを見て歯医者の選択の際クラスB滅菌機を使っている歯医者を選択してもらえる時代になったら)
が評価されると嬉しいなあと思ったので書いてみました
現在このクラスB滅菌機をもう1台導入することを検討しています
「見えないところだからこそしっかりと」
これは当院のモットーでもあります。
これからもそのようなことに力を入れながら診療を行なっていきたいと考えています
お口の中のお悩み事はどんな些細なことでも構いません
お気軽にご相談ください






