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先日とある患者さんのお母様に言われた言葉です
そのお子さんは先月から矯正治療を当院で始めました
前歯の噛み合わせが反対(反対咬合)でありかつ前歯の歯並びがガタガタだったお子さんです
治療を開始して1ヶ月
噛み合わせは通常になってきて、さらに前歯の歯並びもそれに伴いきれいになってきました(まだまだですが)
それを見たお母さんがびっくりして
「1ヶ月でめちゃくちゃ変わった。この金額でこんなに成果が出るとは・・」と喜びながら僕に言ってきました
お母様が大変喜ばれていたので、僕自身もとても嬉しく思ったのと
内心「僕の矯正うまいでしょ」と(言わなかったですが)思っていました
このようにお口の中が狭く歯並びがガタガタになってしまう事をディスクレパンシーと専門的に言います
お口(顎)の大きさに対し歯が大きいためきれいに一列に並ばない状態です
全てではありませんが歯並びがガタガタになる理由の多くがこれです
ではその時にどうやって対応・解決するかというとやり方は二つあります
①顎を大きくする
まず一般的なのは拡大床という矯正装置を使って顎を大きくしてあげる方法です
顎が小さいから並ばないわけなので、根本の顎を広げてあげるわけです
とりわけこの方法はお子さんにやる方法です
②歯を少し丸めて並べる
歯の隙間を少しだけ丸め並べる方法です
主に成人の方(成長が止まった方)で歯並びがわずかにガタガタの場合このような方法で並べることができます
③歯を抜いて歯が並ぶスペースを作る
理想的には①や②で解決するのが理想です
ですが成人してしまうと顎は大きくなりません
なので成人された方で歯並びのガタガタ具合が強い方は歯を何本か抜いて場所を作り並べていくわけです
このことからも矯正治療は大人になってからでもできるのですが、可能ならなるべくお子さんのうちにやった方がいいということが言えるわけです
ただ、ここで難しいこともあります
大人の方と比べお子さんは歯医者慣れできていなかったり、頑張れなかったりすることもあります
大人はその必要性を理解し自分でやりたくてやるわけなので頑張ります
ですが、時にお子さんの場合歯並びの重要性などが大人ほど理解できずなんでこんなことをやらなくてはいけないんだろうという想いになってしまう方もいます
カウンセリング(矯正説明)の際にいつもお子さんとご両親に言うのは「お子様の気持ち」も大切であると言うことです
お口の中の状況、気持ちその他諸々しっかり揃った段階で始めるべきなのが矯正治療だと思います
この方は他院で矯正をしたくてもそこでやってなかったため少し時期が遅れて当院に来た方です
でも、なんとか良くなってきてよかったなあと思いました
お口の中のお困りごとはどんな些細なことでも構いません
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