
10月1日は当院の開院記念日です
8年前の10月1日に当院は開院させていただき、早いもので8年が経ちました
振り返るとながかったような短かったような・・・
とにかく十勝にお住まいの方々のお口の健康を取り戻さなくてはという想いでひたすら走り抜けた8年間でした
そして先日10月1日は開院記念日ということで休診(急患対応のみ)にさせていただき、例年恒例の大阪からスペシャル歯科衛生士さんをお招きして、当院に勤務していただいている歯科衛生士さん向けの研修会を行いました
この研修会は、当院に勤務していただいている歯科医師士のTさんの希望で始めた企画です
①勉強会を医院でやる理由1~東京や札幌へ行くのは大変
東京とか札幌では歯科衛生士さんの勉強会はいっぱいあります
なので多くの最新の知識や技術を容易に取得することができます
実際に当院に勤務していただいてる歯科衛生士さんの中には東京や札幌通いをしている方々もいます
(そういう勉強会費、旅費など全て医院で負担するのが当院の特徴でもあるので)
しかし、十勝の衛生士さんがそうやって最新の医療や手技を身につけようと思うと、多くの医院の歯科衛生士さんは自分のお金を時間を使っていかなくてはいけません
なので行っている衛生士さんはあまりいません
これが十勝の歯科医療が数十年前の「削る抜く治療」である一つの理由かもしれません
②勉強会を医院でやる理由1~家庭がある方はより大変
また当院で勤務していただいている歯科衛生士さんの多くの方もそうですがお子さんがいらっしゃったり、家庭があるとなかなか家を留守にしていくことはできません
当院に勤務いただいてる歯科衛生士Tさんもその一人でした
Tさんは他の歯医者さんから転職してきた歯科衛生士さんでしたが、そこには歯科衛生士が一人しかいなく「自分がやっていることが正しいんだろうか?」という不安を抱えながら仕事をしていました
そして当院に転職していただいた際そのような不安や要望をいただいたので、当院では多くの歯科衛生士さんが勤務いただいてるので、それなら当院に先生をよんで当院で勉強会をやろうと思ったのがこの企画の発端でした
毎年講義では最新の医療情報などを話していただき、また実習では一人一人つきっきりで手技の見直しをしてもらっています
とりわけ僕は「実習」が大切であると思っています
いくら知識があってもそれが治療の中でできなくては意味がありません
今年は先生に打ち合わせの段階でみんなかなりできてきているので「実習」に重きを置きそれぞれの手技の確認をしてほしいという要望を出しました
僕自身は急患対応をやりながら横目で見ていたのですが、衛生士さんの楽しそうな声を聞いていると開催してよかったなと思っています。
この企画は当院の色んな勉強会の中で1番人気の企画です。
実際にこうやって衛生士さんのスペシャリストが間近で自分の手技を見てもらえる機会はそうありません
なので実際に見てもらえる機会は大切な機会です
ちなみに他の歯医者の歯科衛生士さんからもお金を出してもいいので受講させてほしいという要望もいただきましたが、当院の歯科衛生士さんだけでもかなりの人数でこれ以上増やしたら先生が見切れないので断らせていただきました
実際この日も先生が一人一人見ていただき、「いいところ」と「修正箇所」を的確に指導していただきました
そんな中で面白かったのは、歯科衛生士のTさんが先生に見てもらえない時に、先生に早く見て欲しくセパレーションの壁から先生を覗き込んでいる姿を見れたのは面白かったです。
それくらい衛生士さんにとっては貴重な時間なわけです
またセミナー終了後は有志で懇親会を行いました。
懇親会の席では先生からいくつかの話がありました
①先生がどういう想いで当院に来ていただいているか
数年前知人のつてでお願いしたのですが、流石に十勝は遠く先生は最初は断ろうと思っていたそうです
ただ僕が先生に「十勝(田舎)だからこれでいいという医療はしたくない。東京や大阪、札幌と同じレベルの治療がしたい。そして衛生士さんにも都会と同じことを勉強させてあげたい」ということを熱く語り、それが先生の心を打ちきていただけることになったとお話しされてました
(確かに先生にお願いに行った時、そんなことを話した気がします)
②当日は先生の誕生日だった
毎年この日は先生に来ていただいていたのですが、なんと先生の誕生日ということでした汗
もう何回も来てるから言っていいと思って言ったとのことでした
そしてなぜ誕生日に来ていただけてるかというと、先生は忙しくなかなかスケジュールが空いてなく、十勝までくるには時間がかかるので「誕生日のお休みの日を使って」来ていただいていたとのこと
本当に感謝です
③これにかかるお金が・・・
そして講師の先生が最後に言っていただいたのはこれにかかるお金です
この企画にはかなりのお金がかかっています
それを先生は「こんなことやってくれる歯医者はないですよ」と話していただいてました
確かにその通りではあります
これをやる上で実は百万程度のお金がかかっています
でもいいんです
みんなが喜んでくれてそしてより良い医療を患者さんに提供できれば
凄い機械を買うのも投資です
それも大切です
でも、これはあくまで僕の私見ですが、いい医療をする上で一番お金をかけるべきは僕は「人」だと思います
以前も書きましたが、どんなにいい機械を持っていても使う人がダメだったらいい効果を出しません
経営者は「人件費」を減らしたがる傾向にあります
でも本来かけるべきは僕は「人件費」だと思います
そしてこういうことができるのもあって、当院に多くの歯科衛生士さんが入職していただいています
数件に一人歯科いない歯科衛生士さんがこれだけいてくださる
これは十勝ではほとんどありません
これが当院が絶対に他院よりよりレベルの高い治療・予防ができていると胸をはって言える理由です
本当にありがたいことだと思っています
次の一年も当院は十勝の歯科医療のトップランナーとしてより良い医療を皆さんにhご提供できるようこのような機会を設けていきたいと思っています
お口の中のお困りごとはどのような些細なことでも構いません
お気軽にご相談ください






