
少し前の話になりますが、先日診療をしていると受付さんが僕のところに、「なんだか大きい荷物が届いたんですけど」と来ました
見ると確かに大きな荷物
何が届いたんだろうと不安な中開けてみると、このような立派な額に入ったり立派な賞状が届きました
これは5月に受けた「インプラント認定医」の試験が合格したことによる「認定書」でした
この資格は十勝でも持ってる先生はほとんどいません
このように試験を受ける理由というのは、今年初め位にブログで書きました
(A)歯医者になっても試験を受ける理由
①自分の技術知識が劣化しないように
②当院で行っている診療が高レベルの診療を行っているということをしっかりと立証するため
③スタッフさんに院長もしっかりと勉強し、しっかりとした治療をしているということを提示するため
などなどです。
詳しくは以前のブログをご覧ください
この試験はちょっと苦労をしました
診療が終わり患者さんとの相談が終わった後に症例をまとめ提出し勉強し・・・
でも無事合格しこのような立派な賞状をいただきたということ(日本口腔インプラント学会の印が入っているということは国が認めたそれだけ重みのあるものであるということで)ので頑張ってよかったなと改めて思いましたし、手術症例を提出したということは当院がしっかりとしたインプラント治療をやっている(こういう試験で提出できる症例は何年もにわたってしっかりとうまくいっているものでなければ認められません)ということを認めていただけたとのことで嬉しく思っています
(B)歯科医療の治療レベルは医院によって全然違う?
歯科治療の難しいところですが、例えばインプラント治療や矯正治療もそうですが、歯科医師であれば(歯科医師免許を持っていれば)誰でもできます。
極端な話卒業したばかりの何もできない歯科医師でもやる資格はあります
しかし歯科医療はやることが目的ではありません
やった治療で患者さんがしっかり食べられ、そしてロンジェビリティ(長持ちする)してはじめて歯科治療としてちゃんとやったと言えるんだと思います
そしてそこには経験の差、技術の差がはっきりと出ます
それは一般的な歯科治療(虫歯治療など)についても同じです
その治療がしっかりとした治療がなされてるのかはお口の中は見えないところなので患者さんはわかりません
また、結果は数年後に出るので患者さんはその時はわかりません
でも、やった歯科医師はわかります(わかっています)
またことインプラント治療においてはレントゲンやCTを見る人が見たらわかります
インプラント治療は歯を失った方々が以前のように美味しく、そしていつまでも食べていく唯一の方法であり、現状は歯科医療の中で最も優れた治療方法です
しかしそれは誰(どの歯科医師)がどのようにして行うかということによって結果は全然変わってきます
余談ですが、先日このような患者さんが来ました。
他院でインプラント治療したが、食べづらい、食べ物が挟まりやすいという方です
レントゲンを見たら本来入れなければいけない方向ではなく斜めって入っています。
そのため隣の歯との隙間が大きくできてしまい、そこに食べ物が詰まってくる。
噛み合わせも著しく低く噛めていない
結果、食べづらくまた挟まりやすいという症状を出してきてしまっていました
ちなみにこれをやった先生は学会にも所属していない先生です
このケースも「この先生のインプラントが悪かった」ではなく「インプラントが悪かった」と言われてしまいます
これは一生懸命勉強し、そしてこうやって試験を受け資格を取ってる者からするとすごく悔しいことです
今回の5月の試験では、手術した写真を提出し、質疑応答を受けそれらが正しく行われていたので合格となりました
ついついこれだけの手術件数をやっていたり、セミナーなどで講義をしていると「我流」になりがちです
これからも当院ではこのようなことを行いながら適正な治療を行い続けられるよう日々研鑽を積んでいこうと思います
年明けにはさらに大きな試験を受けるため今準備をしています
無事合格できますように 笑
お口の中のお困りごとはどのような些細なことでも構いません
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