残っている歯にもやさしいインプラント治療
インプラントとは、乳歯、永久歯に継ぐ第3の歯と言われています。
インプラントは、噛む能力は自分の歯と同程度で、違和感もなく、発音にも苦労することがありません。
ブリッジと違って前後の歯を削ることもないので、残っている歯に対してもやさしい治療法といえます。
歯を失ったときの治療法
歯を失ったときの治療法には、“ブリッジ、入れ歯、インプラント”があげられます。
【ブリッジ】 (平均寿命5~8年)
失った歯の部分の左右の歯を削り、義歯(人工の歯)の橋をかける治療法。
メリット
デメリット
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【入れ歯】(平均寿命3~5年)
歯を失った部分の型取りをし、人工の歯を取り付け、自分の歯で固定する簡単な治療法。
メリット
デメリット
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【インプラント】
長年の研究と高度な技術のもとに開発された人工の歯根(インプラント)を植える治療法。
メリット
デメリット
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インプラント治療の魅力
- 違和感、異物感がない
- 審美的に良好で、自然な会話ができる
- 自分の歯に近い感覚で噛めるようになる
- 粘りのある食べ物や硬い食べ物を気にせず食べられる
- 取り外しを必要としない
- 歯のない部分に入れるため、健康な歯を削ることがない
- 残った自分の歯の健康につながる
治療期間の目安
失った歯を取り戻せるインプラント治療は、従来の入れ歯と比較して多くのメリットがあります。
しかし、逆にデメリットがあるのも事実です。
例えば治療期間が長いことも一つのデメリットになります。
インプラント埋入後、骨と結合するまで一般的には上顎で6ヶ月程度、下顎で3ヶ月程度かかります。
※ 症例などにより個人差があります。
院長のインプラントへの思い
歯をなくするとこんなに噛めない、うまくしゃべられない??
ある論文のデータです。
一般的に歯を無くし入れ歯になると 歯があった時の 5分の1くらいしか食べられなくなる といわれています。
つまり歯がなくなってくるとお肉やお漬物などがだんだんと食べられなくなります。
これは非常に悲しいことで、人生の楽しみを失ってしまいます。
よくある質問:保険外の入れ歯はなんでも食べられる??
答えはNOです!!
どんなに高いお金をかけても入れ歯である以上、歯茎の上に乗せることにかわりはなく、 痛いまま、食べられないまま です。
本来、もし食べられるのなら、わざわざ高いお金を出さなくても、保険の入れ歯で食べられるはずなんです!
入れ歯の限界を超えてるので食べられないのであって、お金の問題ではありません。
北斗病院時代、私のところには入れ歯のうわさを聞きつけ多くの方がいらっしゃいました。
そんな方が口をそろえて言うのは、
「〇〇歯科医院で50万出していれば作ったのに全然使えないの?」
・・・こんな話を聞くと同じ歯科医師として大変悲しい思いをします・・。
本来そのお金は違う治療にかければ食べられたはずなのに・・・。
インプラントは他しっかり食べられるの?
答えはYESです! インプラントは入れ歯と違って顎の骨でしっかり支えるので歯があった時と同じくらいしっかり食べられます。
でも、インプラントは色々と大変ってきいたんだけど・・・
これも全くない話ではないと思います。
インターネットで調べるといろいろな評判が書いてあります。
例えば「危ない?」とか「インプラント歯周病になる?」「長持ちしなかった」 などなど・・・。
全くウソではありません。
十分な顎の骨のない人にインプラントをやったり、しっかりお掃除にいらっしゃらない方(個人差はありますが、3カ月に1回が目安です)やタバコをやめられない方にやったりするとトラブル(インプラントが抜け落ちたり)が起こります。
しかし、条件の合う方であればそれは長くもち、しっかり噛めるものであり、入れ歯であごの骨を溶かしてしまうよりずっといいものです。
当院では条件の整う方に対し、しっかりとした診療を行うことでいつまでもおいしく食べていただく一つの有効な手段としてインプラント治療を行わせていただきます。ぜひ、食べられなくて困っている方はお気軽にご相談ください