当院が最も力を入れている
「できるだけ抜かない・削らない治療＝予防治療」

誰にとっても歯は「抜かれたくない、削られたくない」ものです。
また、虫歯になって削ることになってしまったり、 抜くことになってしまうとその影響はその時だけではなく、数年後に現れます。

当院では当院に来院していただいている患者さんに「いつまでもおいしく食べていただく」をコンセプトに様々な最先端医療技術・機器を用いて「できるだけ抜かない・削らない治療＝予防治療」を実践しています。

現在東京や札幌など都市部では予防治療を中心とした「できるだけ抜かない・削らない治療」が歯科の中心となってきています。

しかし、地方都市である十勝では、お掃除の専門家 歯科衛生士さん不足などからいまだに「いっぱい抜く・削る」治療が中心となっているのが悲しい現状です。

当院では、十勝では珍しく多くの歯科衛生士さんに在籍していただき、「予防治療＝できるだけ抜かない・削らない治療」を中心とした治療を行っています。

また、その他北斗病院歯科口腔外科等で培った技術・経験から身につけた「再生医療」や「歯周外科治療」などの高度最先端医療を用いて他院では抜かなくてはいけないといわれた歯についてもできるだけ抜かない治療を行っています。

とりわけ予防治療においては、当院では患者さんのお口の健康状態を知ることで、早い段階での虫歯や歯周病の発見に努めています。

なぜなら、虫歯や歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどなく、知らないうちに進行しているケースが多いからです。

虫歯になってしまった歯は、一度削られると元に戻ることはありません。

そのため、初期の段階での予防や治療が重要です。
当院では、予防のプロである歯科衛生士さんが患者さん一人ひとりのニーズに合わせたケアを提供しています。

お口の中のお掃除には大きく分けて「セルフケア」と「プロフェッショナルケア」があります。

歯周病学会ではこの二つがうまくいかないと（どちらか一方だけしっかりやっていても）歯は抜歯になるということが言われています。

現在、十勝では慢性的な歯科衛生士不足からしっかりとした「プロフェッショナル」ができていないため、「セルフケア」はご自身では頑張ってされているのに歯がなくなっていき、硬いものなどが食べられず困っている方が大変多くいらっしゃいます。

歯ブラシでの磨き残しや届きにくい部分の汚れは、歯の表面に「バイオフィルム」と呼ばれる細菌の塊を形成し、これは通常の歯磨きだけでは十分に取り除けません。

また、歯茎の奥「歯周ポケット」に入り込んだ汚れも歯ブラシによるお掃除でとり切ることはできません。
そこで、歯科の専門家が提供するPMTC（プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング）が重要です。

PMTC

PMTCは、歯科衛生士によって行われる専門的なお掃除です。
歯ブラシでは難しい部分や歯垢の凝縮した領域を徹底的にクリーニングします。
PMTCは、口臭や虫歯、歯周病の予防に繋がります。

毎日の歯磨きと一緒に、定期的にPMTCを受けることで口腔の健康を維持し、歯周病やその他の歯のトラブルを未然に防ぐことができます。

当院では、前述の通り十勝では珍しく多くの歯科衛生士に在籍していただき、徹底した「プロフェッショナル」で当院に通院していただいている方は、ほとんど歯を抜かないという状況を作り出せています。

また、この当院のプロフェッショナルケアは大変人気で数か月に１回のお掃除をしに毎月８００人以上の方が「できるだけ抜かない・削らない治療」を希望され当院に来院されています。

フッ素は歯の表面のエナメル質を強化し、虫歯に対して強い歯を形成する性質があります。

しかし、一度のフッ素塗布だけではその効果は限定的です。定期的なフッ素塗布を行うことで、虫歯予防の効果をより高めることができます。

また、この効果は絶大で「歯科医療の中で最も効果のある治療（予防）」といわれています。
当院では、フッ素を配合した家庭用の歯磨き粉やジェルも販売しています。

これらのアイテムを定期的に利用することで、歯のエナメル質を保護し、虫歯や歯の弱化からくるトラブルを防ぐことができます。ご自宅でのケアと定期的な歯科診療の組み合わせが、口腔の健康を維持するために効果的です。

現在この分野の治療方法は大きく発展しています。

以前の治療方法のみでは抜かなくてはいけないかった歯も様々な技術ならびに薬などを用いた「再生治療」または「歯周外科治療」を用いることにより、他院では抜歯しかないといわれた歯の保存（歯を残すこと）に成功しています。

こういった技術は北斗病院歯科口腔外科や日本最大の歯周病のスタディグループJIAＤＳなどで学んだものです。

そのような経験を活かし皆様の歯をできるだけ残すことに尽力いたします。

歯の中には歯髄という神経があります。
そこで「痛い」とかを感じています。

しかし、虫歯が大きくなった場合、虫歯菌は神経の中に入り込み痛みを出してきます。
また神経は痛みを感じるだけではなく、歯に栄養分を運ぶことで歯を折れづらくしたり、ばい菌が歯の中に入ってきたときにやっつけてくれる働きがあります。

そのため一般的に４０年保つといわれている歯の寿命は神経をとることで１０年程度になるというデータがあります。

神経は大切です。
当院ではできるだけ神経をとらない治療を優先に行い歯の寿命を延ばすことを試みています。

拡大鏡を用いることで、肉眼の数倍もの視野下で精密な治療ができます。
そのため削りすぎを回避できたり、虫歯や汚れの取り残しを回避できます。
またよく見えることで、早期発見・早期治療により虫歯を小さいうちに処理することが可能になります。

ドックスベストセメントは、ミネラルの力で虫歯組織を治す治療方法です。

全ての虫歯菌を削ることなく治療ができます。
アメリカでは多くの歯科医院で用いられています。
当院でもこのドックスベストセメントをもちいてできるだけ削らない治療も行っています。

痛いところだけ治す対処療法では将来的に大量に歯を抜かなくてはいけなくなることが多くあります。

対処療法（症状を寝かせる治療）ではなく、なぜ痛くなったのか、その原因から治療を行う根本治療をお勧めします。

また、その時は症状（痛みなど）がなくても歯はいよいよになるまで痛みを出さない組織であるため、異常を放置しておくと将来的に歯を抜くことになってしまいます。

そのようなことにならないよう未然に対応するということも歯を残すうえで大切なことの一つです。

痛いところだけ治す対処療法では将来的に大量に歯を抜かなくてはいけなくなることが多くあります。

対処療法（症状を寝かせる治療）ではなく、なぜ痛くなったのか、その原因から治療を行う根本治療をお勧めします。

また、その時は症状（痛みなど）がなくても歯はいよいよになるまで痛みを出さない組織であるため、異常を放置しておくと将来的に歯を抜くことになってしまいます。

そのようなことにならないよう未然に対応するということも歯を残すうえで大切なことの一つです。

定期的な歯科健診を受診することで、お口の健康を維持し、将来の歯のトラブルを予防することができます。