最近こういうケースが凄く多いのですが
患者さんは50代女性
A歯科医院(現在閉院)で15年前にインプラント治療を受けた方です
5年前にインプラントの冠がかたつきはじめたとのこと。
インプラントをやった医院は閉院していたため、
帯広のインプラントをやっていないB歯科医院を受診したところ、
「まだ大丈夫。様子見ていい」という説明を受け、5年間放置。
そのまま使ってたところ冠がくるくる回りはじめました
慌てて当院を受診。
なんと、中でインプラントと土台を固定しているネジが折れてました・・。
インプラントに関わらず、差し歯が緩んだり外れることがあるように、
インプラントにおいてもごくたまにこのようなことはあります。
しかしそれはその時(そこしでもカタツキを感じた時)に対応すれば大きな問題になることはなく、
今回のケースも5年前かたついていた時にネジをしめれば(簡単な治療)なんでもなかったものが、
「大丈夫」の診断で放置されていたため一番最悪の状況になってました
あまりないことですが(普通はこの段階でネジをしめるので)こうなってしまうと最悪の場合インプラントごと抜去し再手術になります
(これが大変な治療です・・・)
今回の場合、深いところで折れていたことと、特にこのメーカーのネジ折れはネジをとることが不可能に近いため大変なケースになってました
患者さんはなんとか「抜去は避けたい。残して欲しい」という強いご希望でした。
そのため昨日診療終了後、苦労しながら折れたネジをとり、なんとかインプラントは抜去せず済ませました
患者さんは大変喜んでいました
しかし、本当にネジを取るのは大変でした
この件から思うのは、生意気ながら
まず歯科医師としてで自分ができないことはてきとうな回答をしないこと。
そしてできない(わからない)なら患者さんにできないことを説明し、できる先生に早期に紹介すべきであるということだと思います
インプラントはメーカーも多くあり、そのメーカーごとでやり方や道具も違います。
ですので他の先生がやったインプラントの修正はかなり難しい作業になることがあります
当院では、今まで多くのインプラントメーカーを使ったことがある経験や、
北斗病院時代多くのトラブルケースに対応した経験。
多くのメーカーの道具を取り揃え、多くのメーカーと取引させていただいているため
(普通1歯科医院で扱えるメーカーは1社です)
このような他院でのインプラントで困っていらっしゃる方の問題を解決しています
このようなケースはあまりインプラントをやっていない先生では対応は不可能ですし、
判断を間違えると大変なことになるため、インプラントの経験が豊富な歯科医師じゃないと難しいものです。
こういう話が出てしまうとインプラントは悪いものではと思ってしまう方々もいらっしゃると思います。
ですが、インプラントは美味しく食べることにおいてとてもいい方法です
問題はどのような技術や経験を持った歯科医師がどのようにやるかだと思います
ちゃんとした先生がちゃんとしたやり方で使っていけば、こんなにしっかり噛めて、また他の歯も守ってくれる歯の治療方法はありません
僕が強く望むのは、
先ほども書かせていただいた通り、自分の手に負えないと思ったケースは、間違った話・対応をするのではなく、できる先生に早急に紹介してほしいということです
もちろんこんなことばかりではありません。
先生の中には自分の手にはおえないからと、当院にインプラント手術を丁寧な紹介状を添え紹介していただいている方も多くいらっしゃいます
インプラントを入れる顎の骨が溶け切る前にご紹介いただける先生には本当に感謝です
度々ですがインプラントは食べること、話すことなどなどに困っている人を助ける素晴らしい治療です
インプラントをした人の中で入れ歯に戻りたいという人に僕は出会ったことがありません
当院ではインプラント治療の良さを少しでも多くの方々にわかっていただき、再び美味しく食べる喜びを思い出してもらいたいという一心から、安価(ほぼ原価)でインプラント治療をご提供させていただいています
お困りの方々はお気軽にご相談ください
人のふり見て我がふりではありませんが、
当院では1人でも多くのお口の中でお困りの方々のお悩みを解決できるよう日々研鑽していくこと。
また、インプラントや入れ歯、外科治療においてはあまりないですが、何か自分の力量では解決できないことに関しては医療連携をとってできる先生に紹介させていただくことはとても大切だと思います。
そのため当院では多くの日本でも有名な先生とのコネクションを持ち環境を整えさせていただいています。
そのことを今後も大切にしていきたいと思っています
お口の中のことでお困りごとがございましたら手遅れになる前にお早めにご相談ください