先日、近隣の市町村で1歳半・3歳時検診を担当している歯科衛生士さんからご相談を受けました。
内容はその検診で、自分(歯科衛生士さん)が見ても明らかに虫歯になっている(穴が
あいたりしている)のに、歯科医師が虫歯なしという診断をしている。
それも1人ではなくかなりの人数とのこと。
どうしたらいいのか?という相談でした
これは難しい質問です。
私は検診は本当に大切な場だと思っております。
なぜなら歯医者に行っていない(行けないなど)お子さんにとって検診は虫歯を見つける最初で最後のチャンスです
そこで見つけてあげれば、その後は大きなことにならず治すことができるでしょう。
ですが、検診で見落としてしまうと、その虫歯はどんどん大きく広がり、やがて大きなことになってきてしまうわけです。
当院にもそのようなお子さんがいっぱいいらっしゃいます
これは何も虫歯に限ったことではありません
歯並びや生え替わり、その他お口の中のす様々な問題をできるだけ早く見つけるための機会が検診です
その大切な場面で問題があるのに問題なしと判定してしまっていてはその問題は長期的に放置されてしまうわけです
また、これは検診に限ったことではありません
大体そういうことをやっている先生はご自身の歯科医院でも同じことをやっています
そもそも虫歯を治すことは大変なことです
患者さんにとっても大変辛いことですし、歯科医師にとってもとても疲れる大変な作業です
(虫歯を見つけしっかり治すことで患者さんに嫌われてしまうこともあります)
なのでなるべく見ないことにしているケースも多くあります
でも、虫歯や異常を見ないふりしてしまってはなんのために検診や歯医者に行っているのかわかりません
なので今後起こりそうな問題は早めに見つけ早めに解決するということが生涯において美味しく食べる唯一の秘訣だと思います
さてこの質問ですが回答に大変困りました
なぜなら私からその先生に言うのもおこがましいし、ではそのままでもいいのかという問題もあります。
なので当院は勤務医の先生もいるので、その先生を派遣することができますよ。何かありましたらご相談ください。という回答にさせていただきました。
生涯において美味しく食べられるということは健康に直結するだけではなく、人生を楽しくする財産です
1人でも多くの方々がいつまでも美味しく食べられるよう、まくべつ本町歯科は皆様のお口の健康をお守りしていきたいと考えています
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