(1月位末に書いた記事ですが投稿していなかったので)
新年の診療も少し落ち着いてきて(昨年末から今年初めにかけて大きな痛みや腫れを抱えた新患の方が大勢いらっしゃいました)勉強を始めました
今年初めの勉強は「インプラント治療」です
昨年は矯正治療を中心に勉強を行ってきました
もちろん今年も引き続き東京通いをしながら矯正治療を深めていきます
しかし、今年の勉強始めは「インプラント治療」にしました
きっかけは僕の大学時代の友人がそのセミナーに興味があり一緒に行って欲しいという話があったのと、もう一つはこのサイナスリフト手術はできる歯科医師の先生は少なく、業者さんからセミナーをやって欲しいという依頼があったためどんなセミナーを他の先生がされてるのかを見せていただきにということでした
実際講師の先生にも
「先生クラスの先生が僕のセミナーを受ける意味がわからない」
「謎だ」
と言われながら受講させていただきました
ところが、、、、
本当に学びの多い機会になりました
その理由はまずこの講師の先生が僕とかなり近い考え方をされている先生だったことが大きい理由です
僕自身がインプラント治療をする上で考えているのは
「しっかりながく(ロンジェビリティ)おいしく食べられるインプラント治療を、できるだけ安心安全(セーフティ)にかつ可能な範囲で低価格(ローコスト)で」です
この先生もまさにそのことを考えられてました
①できるだけながく保つ
②できるだけ安心安全
③できるだけ安価で
そういう観点で非常に面白いセミナーでした
またこの先生も同様に大変多くの手術をやってらっしゃる先生です
これは絶対に言えることですが、年間10本しかやってない先生と100本やってる先生・・・いるのかわかりませんが1000本やっている先生では知識も技術も全然違います
そういうのは話してみるとわかります
一生懸命本を読んで(本を読むことが悪いことではありません)勉強されているけど実際手術は大した数やられていない先生は話しているとボロが出ます
確かに教科書にはそう書いてあるけど実際のお口の中は違うよねと言った・・・
今回講師の先生が僕と話をしたいということでセミナー終了後飲み会に誘っていただき、先生と僕の友人、業者の方と僕飲みにいきました
実際セミナー以上こういう飲みはすご大切で、セミナーは大勢の方が聞いてるのである程度のことになりますが、こと飲み会(懇親会)となるとお互い遠慮なく色々な意見交換ができます
これが本当に勉強になります
実際この先生も大変多くの手術をされている先生なので多くのことで共通理解を得られとても貴重な機会になりました
(先生は飲みすぎて最後ベロンベロンになられてました笑)
さて、このサイナスリフト手術についてはセミナーというのは僕自身はあまりやりたくないのが本心です。
なぜなら、サイナスリフト手術は非常に難しい手術です。
だからほとんどの先生がやれません
なので、1回のセミナーでサイナスリスト手術をやれるとか、やってみようと思われ(講師としてはそう思わせなくてはいけないところもあり)その結果若い先生が事故を起こされても困るという気持ちがあります
実際僕自身もここまでくるまでには何回か頭が真っ白になるような経験をしどうしたらより安全にかつしっかりとした手術ができるようになるかと研鑽を積んだものです
なので自分で言うのもなんですが僕のサイナスリフト手術はそう言う意味でひ他のスペシャリストの先生がやるより遥かに安全なやり方になってると思います
実際に僕自身もこの友人に話しているのですが、十勝のような地方都市ではそのために何回も何回も札幌の大学病院に通うというのは現実的ではありません
なので僕たちのような一部のやれる先生がやらなくてはいけないと思います
しかし、都会で大学病院や大型の病院もあります
なので都会ではサイナスリフト手術は自分ではやらないで、大学病院などに紹介するのもいいのではないかと思います
その方が患者さんも歯科医師も幸せではと思うわけです
サイナスリフト手術はとても大切な手術です
食べられない人を助けられる手術ですし上顎の場合そかなりの割合で必要な手術です
なのでこの手術自体は絶対に必要なのですが、それが都会の経験の浅い先生がそれも小さな一歯医者がやるべきかというと考える部分があります
なので、自身もインプラントに関しては、あくまで基本的なこと内容のセミナーを本来はやりたくても一歩踏み出せない先生対象にご提供させていただけたらと思っています
しかし実際に若い先生に人気なのは「サイナスリフト手術」のセミナーな訳で・・・僕も若い頃はそうでしたが笑
サイナスリフト手術に限らず、歯科医療は技術であり歯科医院はどこも同じではありません
さてここからは2月末に書き足したことですが、
今年は東京の日本最先端のインプラントスタディ(勉強会)に所属し、毎月東京に通いながらさらに技術の研鑽に努めることにしました
これはまた後日書かせていただきますが、インプラントにおいてはすでにできないことはない(もちろんインストラクターという形でセミナーをやらせていただいているのでそうでなくてはいけません)技術を身につけていますが、それでもまだ更なる高みへまだまだ技術の研鑽を行っていきたいと思っています
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