目次
①入れ歯で苦労してる方(デンチャーコレクター)の来院
今週50代の男性と女性の患者さんの治療が終りました。
お二人とも入れ歯の大変難しい方々。
そのため何十件も歯医者に行き、入れ歯を作ったが全く食べることができないという方々でした。
いわゆる「デンチャー(入れ歯)コレクター」
歯医者さんを次々変え、合わない入れ歯を何個も何個も作って持っている方でした。
とりわけ女性の方は深刻で最初に来院された際、お葬式に行くような表情で泣きながら来院されました
お話を聞くと数件歯医者に行き入れ歯を作ったけれども全く食べられない。
柔らかいものですら食べられなく、残ったご自身の歯で噛み合わせながら食べていくが自分の歯がどんどん折れなくなっていきこの先食べられるのか不安というお話でした。
精査したところ合わない理由は入れ歯だけではなく色々なところにありました。
ですが他の歯医者さんではそこを見落とし?(もしくは治すのは大変なので触れず)入れ歯を作ったけど、1回もまともに食べられる入れ歯にならなかったという状況でした
そこでその原因達を治すともしかするともう少ししっかり食べられる可能性があると言うことも経験上わかりましたので、患者さんに説明、話し合いを行いました
確か2時間くらいのムンテラ(説明・話し合い)になったと記憶しています
その中で全て保険治療で治していくこと。
ただし、入れ歯なので「絶対」ではないことも説明し、同意を得て治療を始めました
②当院の入れ歯が上手な理由
自分で言うのもなんですが、僕の入れ歯は他の歯医者さんと比べてかなり上手いです
これは最初に勤務したところの院長が入れ歯の専門で入れ歯に厳しかったこと
そのため1年目の時は上下総入れ歯の方の入れ歯を全て自分で作る(技工士さんがやる部分も)ことが必須だったので夜な夜な入れ歯を作っていました
大学で入れ歯の医局に残った先生以外そんな歯科医師はいないはずです
あの時は大変でしたが、今となってはあれをやらずして入れ歯はわからないよなあと本当に感謝しています
その他当時僕の大学が入れ歯に力を入れている大学だったこと
そして何より日本の入れ歯のトップの先生であるMA先生とMU先生のもとでご教示いただいたことです
その中でMA先生とMU先生がやっていたやり方の良いところを合算し、自分流に改良したやり方が僕の入れ歯のやり方です。
これは自分でも言うのもなんですが、ものすごく良いやり方であり、いい入れ歯ができる。
そして何より再現性が高い(誰がやっても誰にやってもかなりの確率でうまくいく)やり方です。
ですが、このやり方は僕自身が苦労して編み出したやり方なので、当院の勤務医の先生が教えて欲しいとおっしゃいますが絶対に教えないいわゆる飲食店さんでいう「秘伝のタレ笑」です笑
③入れ歯のセミナーを??
最近ちょっと考えるのは、自分は何十年後現役の歯科医師を退く時この入れ歯のやり方を興味を持っていただける業者さんと手を組んでセミナーで若い先生方に教えてあげたいと思うこともあります。
それくらいこのやり方を覚えるのは非常に簡単で、1回見ればあぁそういうことなのかということがわかり誰でもできてしまいます。
こういうのはセミナーとしては良いのですが、誰でもできるということは隣の先生に教えると近隣の先生全てができてしまうと言うことになってしまうため、当然現役である今現在において誰かに教えようとは思いません。
なぜなら、このやり方は僕が多くの時間とお金といろいろな苦労して編み出してきた「技」だからです。
話を少し変わりますが、例えばインプラントのセミナーをやっています。
しかしインプラント手術はそれから当院で勤務している勤務医の先生がよく僕の技術の中で教えてほしいと言うのはインプラントや抜歯そして入れ歯ですが、インプラントと抜歯に関しては、もちろん勤務医の先生にご指導させていただいてますが、教えてからといって、じゃあ明日からすぐできるかと言うものではありません。
例えば、インプラントをするためには、歯茎の手術がうまくなければいけなかったりとか、骨を知っていなければいけなかったりとか様々な技術が必要です。
これらは何度も何度もやって覚えるものです
なので明日からすぐ身につくというものではありません
セミナーを受講することは大切ですが技術を学び積み重ねていくことでうまくなっていくわけですが、すぐに上手くなるものではありません。
ところがこの入れ歯のやり方は明日からでもかなりの確率で合う入れ歯を作ることができるわけです。
こういうのは結構セミナー向けかなと言うふうに思います。
もちろん今は誰にも教えるつもりはありません。
とセミナー宣伝みたくなってしまっていますが汗
④保険でしっかり食べられる入れ歯
話をもどしますが、僕の入れ歯に関しては、このM A先生とMU先生のご指導をいただき、とりわけこのMA先生のセミナーにはもう何回行かせていただいたかわからない位いかせていただきました。
しかしMA先生とMU先生はスペシャリストです。
また1個の入れ歯を患者さんから100万近くいただいて作る先生です
僕の作るのはあくまで保険の入れ歯です
(同じ保険外でお金をかけるならインプラントの方が長持ちしより美味しく食べられます)
先生のやり方は誰がやってもうまくいくではなく、やはりスペシャリストだからうまくという部分があります。
しかし僕はそんなにスペシャリスト的な器用な部分は持ち合わせていません。
なのでその器用なスペシャリストの先生方の良い部分をいただき一般の歯科医師ができるように改良したのが今のやり方です。
⑤入れ歯が合わず食べられなくなると引きこもりがちになる(海外のデータより)??
当院では大変多くの患者さんがいらっしゃっています。
この1つはやはり入れ歯がうまくいっているということがあります。
入れ歯の患者さんは、先程の前述の女性の方のように入れ歯が合わなければ、次の歯医者へ行きます。
ですが、当院ではそういったで苦しんでいる方をしっかり食べれるようになっていただいています
そのためラベられるようになった入れ歯で苦しんでいた方々がその後も通い続けているということも当院の患者さんの多さの1つの理由でもあります。
入れ歯でこのような方のように苦しい方はもう二度と苦しみたくないので当院にしっかり来ていただいていくと言うことになるわけです。
海外の学会に参加したときに勉強させていただいたデータですが、入れ歯になるとかなりの多くの人が落ち込んだり、引きこもりになってしまうそうです。
それは例えばお友達とお食事に行った際、お友達は何でもでもおいしいもの食べていける自分は食べられず、そういったものを避けながらお食事をしなければいけない。
そうするとお友達から「どうしたの?」と言われてしまい、恥ずかしい思いをしてしまうと言う恐怖感があった食べられないと言うことが相当のストレスになるようです。
⑥食べられなかった方が食べられるようになるのが歯医者としての幸せ??
実際この女性の患者さんのケースでも、先日新しい入れ歯が出来上がり入れさせていただき今回が初めての調整でした。
驚いたのに、その女性の方の表情は以前と全然違いました。
今までは食べられず、悲しい表情をしていた患者さんがものすごい笑顔で来院されました。
思わず「最初の時はお葬式みたいに行くような顔だったのに、とんでもなく笑顔ですね」と言ってしまいました。
そうしたところその患者さんは「だって今までと全然違うんです。すごく食べられるんです‼️」とおっしゃってました。
これは歯科医師の1つの嬉しい瞬間であります。
こうやって「当院に来てよかった」「しっかり食べるようになった」と言う感想や笑顔をいただけた瞬間はこの仕事をやっていて良かったなと思う瞬間です。
この方がここまで来るには相当お互い苦労しました。
今までの先生の治療の悪かった部分、ずれを治し入れ歯を作り・・・。
この間この女性の方は「もう食べなくてもいいや」と落ち込まれた時もありました
(確かムンテラをし治療に入る前の時でした)
こういう方の中には気持ちが落ち込み鬱傾向になってる方も多いためそういうこともあります
また食べられない苛立ち、他院の治療結果について僕たちにぶつけて来られる方もいます
(それはしょうがないことです。食べられないということはそれだけストレスですから)
ですが、本当に食べれるようになることができる時期と言うのは決まっています。
この方がもし今回諦めていてしまい、そして歯がどんどん折れていき、全く歯がなくなってからもう一度頑張ろうと思っても、その時には保険の入れまでは助けてあげることができません。
そういう話を患者さんとしながら頑張ろうと、また時に厳しいことも言いながらやってきました
その分、保険だとか保険外だとかに関わらず僕にとって少しプレシャーのかかる仕事でした
できなければ有限不実行になってしいます・・・。
そんな中喜んでいただけたことに嬉しかった気持ちと僕自身安心した。
それだけ言うにはそれだけ責任があります。
これからも多くの方々に笑顔取り戻せるようにそもそも技術の検査を済み努力してまいりたいと思っております。
⑦当院はインプラントだけではなく入れ歯も上手な歯医者
当院は患者さんにとって最近は「インプラント専門の歯医者」と思われている傾向もあります
それだけ当院がインプラントで食べられなかった方々を食べられるようにしており、その数も増え続けており口コミ話題も広がっているために、インプラント治療を求めてらっしゃることが大勢いらっしゃる。
インプラントは得意なインプラントの歯医者だと思われている方も大勢いらっしゃるようです。
しかしそれは違います
当院は「食べられない方を食べられるようにする歯医者」そして「いつまでも美味しく食べ続けてもらう歯医者」です
なので保険保険外に関わらず様々なことに高い技術を持った歯科医院です
とりわけ入れ歯も得意(好き?)な歯医者です。
食べられないということは大変たストレスです
そう言った方々を一人でも多くいつまでも美味しく食べてもらえるようにしたい
当院の想いです
お口の中のお悩み事はどんな些細なことでも構いません
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