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海外(シンガポール)でインプラントの勉強

2024年5月18日

連休明け(5月8日〜11日)シンガポールにて4年に1回の「世界で最も大きなインプラントの学会」がありました

これは4年に1回開催されるものなのですが、前回はコロナの影響で延期になってしまい久しぶりの世界学会であり、今回参加っさえていただきました

 

写真は会場の様子ですが、この学会は全世界から何千人という人がきます

アジアはもちろんヨーロッパ、南米・・・。

 

当院のスタッフさんにこの会場の写真を送ったら「ライブ会場ですね」って返信が来ました

まさにそんな感じです‼️

 

ここで発表される(発表できる)先生は世界のTOP of TOP

世界のトップの大学の教授とかです

その分野における世界のトップの先生がその分野の最先端の内容を発表される学会です

(ちなみに日本人でこのメイン会場で発表できた人はいません)

 

また、ここで発表されたことがこの先4年間インプラントの世界の常識になります

インプラントをやる先生はここで話をされていることを知らないとその治療は「過去の治療」「間違った治療」・・・これに出ずしてインプラントをやるべきではないと言っても過言ではない学会です

僕自身も10年近く前とある先生に

 

「先生はこの分野で発表をされていますが、世界大会でなんて言われてるか答えてください。そんなことも正確に答えられないなんてインプラントやる資格ないですよ」とはっきり言われました

 

当時からそれなりにインプラントの数をやっていたので悔しい思いや恥ずかしい思いや何より勉強しなくてはと思ったものです

 

確かに今自分は他の先生にそう思います

それくらいここには「安全で確かなインプラントをやる常識」があります

 

僕が初めてこの学会に参加したのは北斗病院時代、8年前

スイスで行われた学会の時でした

お世話になっている先生から「絶対出るべきだ」と後押しいただき参加しました

今でも初めて出た時の衝撃は忘れられません

自分がインプラントの世界で常識として持っていた知識はここから何十年も前に発信されていたこと、そしてその先の常識が新たに発信されていたこと

 

例えば、「ラフサーフェイス ボーンレベルインプラント」

 

扱いが簡単で多少手術が上手でなくても上に冠を入れやすいため十勝でもほとんどの先生が使用しています

実際僕も8年くらい前はほとんど「ラフサーフェイス ボーンレベルインプラント」を使っていました

ですが、8年前この学会でラフサーフェイス ボーンレベルインプラントは汚れがつきやすく顎の骨が溶けやすいので長持ちしない。

理想的ではないということをデータを元にはっきりと提言されてました

それ以来僕は使うのをやめました

そして今回もその話題はかなり出ていました

このようにここででた「最新の医療」を学んでいるかいないかは、患者さんのインプラントの予後(寿命)に直結します

 

それくらい世界のインプラントの常識はここから発信されます

ですが悲しいことにこの世界大会で言われていることは3~5年かけて東京や札幌(日本)に入り、そしてまた5~10年位かけて十勝に入ってきます。

 

なぜなら十勝で参加される先生はほとんどいないくこの内容がインプラントの教科書に載るにはそれくらいかかるからです

 

ちなみに今回札幌の僕と切磋琢磨している同年代の先生方は全員参加していました。

ところがこれだけインプラントをやってる歯科医院が多い中、十勝から参加したのは僕を入れて3名だけ・・・。

これが十勝の医療の質に直結しているように感じます

 

ここで話されたことが十勝に入ってくるのは10年後

その時はもうその話は「過去の医療」です

実際、今回の大会でも「これは8年前の治療。でも今はこういう治療。8年前の治療は過去の考え方に沿った治療でもう古い。間違えだった」という発表がされているものもありました

(この8年前の治療が今十勝で最新の治療として入ってきてるのですが汗)

 

歯科医療の進歩にただ驚くばかりです

 

今回の学会で学んだことは二つです

(この先も少しずつブログに載せていこうと思いますが)

 

①医療機械の進歩

現在医療は技術もそうですが設備・機械の進歩も目まぐるしいものがあります

8年前最新と言われていた機械が今少しずつ十勝に入ってこようとしています

しかし世界はもうその機械ではなくその機械を改良したさらにすごい機械に変わっています

また治療の計画を立てるのもパソコンなどを使ったデジタルの時代になってきています

そういうものに疎い先生はどんどん取り残され淘汰されます

歯科医師のデジタル格差という言葉があるそうですが、僕も決してその分野は得意な方ではないので取り残されないよう勉強していかなくてはと思っています

 

②技術・知識の進歩

あまり細かいことをここで書くと行った意味がなくなるので書きませんが、「骨から歯茎の時代」に変わってきています

この辺は僕自身も知識のバージョンアップができました

とりわけ思ったのは、僕自身においては若い頃「ジアズ」で歯周病の勉強をしっかりやっておいて良かったということです

勉強は嘘をつきません

同じインプラントでもこういうことがしっかりわかってできる先生がやるインプラントと知らないでやっちゃう先生がやるのでは結果とりわけ「もち」にはっきりとした差が出てきます

また何も手術に限らず他の先生がやったインプラントに問題が起こったとき(腫れたり歯茎が下がったり)のリカバリー治療の方法にも影響が出ます

そしてこの学会でも何度も言われてましたが、どんな材料を使うかよりも「どの歯科医師がやるか(正しい場所に正しい方向でインプラントが入れられているか)」だと

 

 

 

今回連休明けで皆さんにも迷惑をおかけしてしまうとわかってはおりましたが、どうしても参加させていただきたく、勤務の先生に留守の間診療をしていただき勉強してきました。

 

今回も本当に素晴らしい内容の話ばかりで大変感動しました。

ここ得た知識・技術を今後の治療に還元していきたいと考えています

 

お口の中のお悩みごとはどんな些細なことでも構いません。

お気軽にご相談ください。

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