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🔳麻酔不足が騒がれる中、麻酔がいっぱいある歯医者?(当院の話)

2026年3月29日

今週朝のワイドショーで話題になっていましたが(以前も書きましたが)、

現在多くの歯医者には十分な麻酔液がありません。抗生剤などのお薬もありません

(当院には1年分以上の麻酔液などがありますが)

先日も書きましたがそれに加えグローブもなく、スタッフさんも足りなく、技工士さんも不足している(これもワイドショーで言われてましたよね)というのが現在の日本の歯科の状況です

先週のDay Dayでもトップニュースで取り上げられていましたが、今歯科界はそんな状況です

今回大々的に取り上げられましたが、何も今に始まった話ではありません

ですのでこれに関してはこのブログを読んでいただいている方は数年前から僕がここで書いていたことだなあって思っていると思います

実は日本における歯科の保険診療はもう崩壊し始めており、このような材料不足や人材不足からちゃんとした保険診療を受けられる歯科医院は少なくなってきています

 

そんな中、見ず知らずの先生から僕宛にお手紙が届きました

(返信のアドレスとか書いていなかったのでこの場で回答させていただきます)

内容は先日僕が書いた「麻酔液などが当院にはいっぱいある」というブログ記事を読んで、麻酔がなく診療ができないと困り果てているため麻酔液を売って欲しいというお手紙でした

正直今までこのようなご要望をいただいたことはなかったので驚きました。

それだけ歯科界がくるところまできてしまったのだなあと実感しています

何もこの先生に限ったことではなりません

ニュースでもやっていましたが、多くの歯医者が昨年の11月くらいから麻酔がなく治療を先延ばしにしていたり、患者さんに痛いのを我慢させて麻酔なしで治療しているとのことです

ちなみに十勝でもそのような被害?にあった患者さんがいっぱい当院に転院されてきています

それはそうです

麻酔は正規のルートでは全然入ってきません

ちなみに当院でも正規のルートで注文した麻酔薬は半年以上経ってやっと少し入ってきました苦笑

ツテなどのない(普通はないのが当たり前ですが)歯医者であれば半年以上麻酔液が入ってきてなく、麻酔液をもっていない(麻酔がかけられない)わけです

でも、虫歯をほっといたら痛みも出ますし、虫歯は麻酔がないとか関係なくどんどん大きくなっていき中には抜歯になってしまいます

まして麻酔なしで痛いままやられるなんて考えられません

自分の専門の一つインプラント治療であれば置いておくと顎の骨がどんどん減っていきインプラント自体ができなくなります

(当院が通常通りインプラントの手術を行い続けられているのは「麻酔液があるから」です)

そんな状況です

 

そこで今回は麻酔について書かせていただこうと思います

歯や歯茎、歯を支えてる顎の骨には「痛い」と感じる神経があります

なので例えば歯を削ろうとか歯を抜こうとするとすると麻酔なしでは当然その部分で痛いと感じるわけです

ですので僕たち歯科医師はその部分に対し麻酔をかけそこの感覚を眠らせた状態で治療を行います(それが今までの常識です)

とりわけお口の中のか痛みというのはお体の中でもダントツに痛いと言われています

歯の痛みは、出産、尿管結石の痛みと並んで人間の3大痛みに入ると聞いたことがあります

ですので(神経をとってしまった歯を除き)、歯の治療をしようと思うと当然麻酔をするわけです

そして歯の麻酔は「浸潤麻酔」と言われており、その組織の周辺に液を入れ染み込ませてきかせていきます

ところが前述の通り今その麻酔が世の中にありません

ちなみに麻酔がなくなったのは今回が初めてではありません

僕が記憶してるだけでもコロナ以降3回目くらいです汗

その中でも今回が最も長期間ですし、コロナ以降正常に流通している状況が長く続いたことはありません

1回目に麻酔がなくなった時は僕もそんなことが起きるはずはないだろうと思い油断していました

なので他の先生同様麻酔不足に悩まされそうになりました

(かなり焦りました)

そんなことになったら当院に来ていただいている患者さんが大変な目に合います

その1回目の経験から当院ではそのような状況でも確実に麻酔液が手に入るルートを確保しほとんどの歯医者が麻酔不足になっている中でも通常通りの診療ができているわけです

さてこの麻酔不足ですがその理由は嘘か本当かわかりませんが下記の通りと言われています

 

⚫️日本の歯医者に麻酔がない理由?⚫️

①麻酔を作る機械の故障?

これが一つ理由にあるそうです

麻酔液は単価が安く薬品会社さんにとっても生産するメリットが低い薬品です

同様に歯科で使う痛み止めや抗生剤も同じです

なので作っている会社はほとんどなく独占状態です

 

②麻酔を作る人(マンパワー)不足

前述の通りこの麻酔薬は決して高い薬ではありません

そのためこの働き手不足の昨今において薬を作る会社も同じ人を割くなら抗がん剤などより高い薬を生産したいということから、麻酔を作る部門にあまり人を割かず生産量が激減しているとも言われています

③材料不足

麻酔の材料は中国から輸入しているという話を聞いたことがあります

皆さんご存知の通り現在日本と中国の関係は決して良好とは言えません

そのため原材料が入ってこないので生産できないという話も聞きました

 

いずれにしても②、③に関してはすぐに解決できる問題ではありません

ですのでこの麻酔不足は一時的に少し緩和することがあってもこの先かなり長い期間(数年単位?)続くとも、またもう今まで通りにはならないのではともいわれています

そこにきて中東の問題

先日書いたようにこちらも一般的なルートでは全くグローブが売ってません

凄いものです汗

そういう意味で歯科界は現在かつてない危機をむかえているのかもしれませんし、多くの先生がやっているように保険診療を断り保険外診療のみというように歯科業界は変わってきています

僕はそういう流れに飲み込まれたくないと一生懸命抗っている数少ない歯科医院かもしれません

業界はどんどん変わってきています

前述のように保険診療においては麻酔を作る会社がそう思うのと同じように歯科界も限られた資源をどう使うかと考えたら、より単価の高い自由診療に使おうと思う先生は多いわけで、悲しいことに歯科の保険診療が適切に行われる時代は終焉を迎えてきているのかもしれません

当院では以前からもお伝えしているように、そのような社会情勢の中で皆さんに保険、保険外に関わらず適正な医療を一人でも多くの方々に提供させていただきたいという想いから、材料、マンパワーの確保などに努めています

おかげさまで以前と同じことを同じクオリティーで行うことができており、そのことを聞きつけた多くの方々にご来院いただいています

これからもその信頼に応えられるよう努力していきたいと思っています

その先生の麻酔はどうしたか ですか?

結局すごく悩みましたがお渡ししないことにしました

この「麻酔がある」というのは今のご時世すごいことですし、それが当院をよく思い当院に来ていただいている方々、そしてこれから来ていただいてる方への信頼や期待だと思います

この先生はもう診療できないと書かれていたので

(きっと真面目な先生なんだと思います。今虫歯を見て見ぬ振りしたり、患者さんに我慢させ削ってる先生がいる中で僕にこうやってお手紙をいただいたわけなので)

お渡ししようかとも思ったのですが、このような情勢で先行きが見えない中でお渡しして万が一当院の麻酔がいずれなくなったら(本当にどれだけ続くのか?回復するのかすらわからないので)当院に来てくださってる患者さんを裏切ることになるなあと思ったのが理由です

また、これを確保するために実は寝ずに色んなところにお願いして確保をしています

お電話や実際に出向いて確保をしています

先生方が飲みに行ったり、遊びに行ったりしている時間も実は僕はこういう時間に費やしています

それはコロナ以降、かなりの時間になっています

そしてそれが患者さんへの僕ができることであり、しいてはちゃんとした診療ができちゃんとスタッフさんに他院の数倍のお給料を出せる、安定経営ができているという点です

その自分が費やしてきた時間をやすやすお渡しするのも違うかなあと思い(実はあるスタッフさんに相談したらそう教わりました)やめました

 

そしてちなみに先日こんなことがありました。

3年位前に当院から転院された方が突然当院に来ました。

転院したところ、お口の中はどんどんボロボロになり、そして今ものすごく腫れているが(実際すごく腫れていました汗)そこの医院では麻酔がないということで対応してもらえなかったとのこと

何とかしてほしいと来院されました

悩んだ末少し厳しいようではありますが、お断りさせていただきました

当院は僕たちを頼って「今しっかり来ていただける方」、そして「これから来ていただける方」を大切にするために、この方に貴重な資源(麻酔やグローブ、薬など)をお渡し将来的に足りなくなったら申し訳ないという想いでした

50代の男性の方でしたが泣きながら帰る後ろ姿を見ながら心痛む想いもありましたが、管理者として一人でも多くの方々を助けるために致し方ないこと(ちゃんときていただけていたらそうはならなかったのに涙)と思いながら対応しました

先日も書きましたが僕は来るもの拒まず、さるもの追わずです

先日も書きましたが、ただこのご時世の中他所へ行かれる方は

「他の方の唾液がついた手で治療して欲しい(肝炎などにかかりたい)人なんだなあ」

「麻酔をかけられないで我慢を強いられ治療をされた人なんだなあ」

と思っています

冗談ではなく、そういう社会情勢です汗

皆さんがちゃんとやってもらえてると思ってることは幻想です

本当に困った時代です

これからも当院はそのように困っていらっしゃる方の信頼や期待に応えられるよう資源、マンパワーの確保に努めてまいります

お口の中のお悩み事はどんな些細なことでも構いません

お気軽にご相談ください

 

それにしてもこのグローブ不足、薬不足、麻酔液不足、人材確保の対応でクタクタです

休日もそういうことにほぼ時間を使っています

その甲斐あって他所ではできないことができてるのですが、こんな状況がずっと数年続いており身が持ちません笑

コロナ以降ずっと油断していると何かがなくなる状態が続いています

(お子さん用のフッ素がなくなった時やしみどめの薬がなくなった時もありました。あれはもう謎でした汗)

それだけ日本は様々なもの海外輸入に頼っている国ということなのでしょうがなんとかならないものですかね汗

日本に麻酔液やグローブを作る(材料も含め)工場を増やして欲しいです涙

グローブの交換も痛くない治療も自分には曲げたくない信念があるのでこれからも頑張っていきます

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